魚を食べると頭が良くなるの意味?「オメガ3系脂肪酸(DHA・EPA)」について紐解きましょう【この記事は15分で読めます】

スーパーで「魚を食べると頭が良くなる」という歌は聞いたことがありますか?

人間の脳の脂質中にはDHAという物質が多く含まれており、記憶や学習といった脳の機能に重要な役割を果たしているのです。これは肉類にはほとんど無い栄養素で、魚にはオメガ3系脂肪酸であるDHAやEPAが豊富に含まれているためにこういった歌があるとされているのです。

オメガ3系脂肪酸は、人体にとって重要な必須脂肪酸の一つであり、さまざまな健康効果を持つことが知られています。オメガ3系脂肪酸は、体内で十分に合成されないため、食事やサプリメントを通じて摂取する必要があります。

オメガ3系脂肪酸の種類、役割、摂取源、健康への影響、科学的研究の成果、推奨摂取量、そしてオメガ6とのバランスについて詳しく解説します。

オメガ3系脂肪酸の種類

オメガ3系脂肪酸にはいくつかの種類がありますが、主に以下の3つが重要です。

α-リノレン酸(ALA)

α-リノレン酸(ALA)は、植物性のオメガ3系脂肪酸の代表的な形態で、主に亜麻仁油やチアシード、エゴマ油、クルミなどに含まれています。ALAは体内で一部がDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)に変換されますが、この変換効率は非常に低く、1~10%程度と言われています。そのため、動物性のオメガ3系脂肪酸であるEPAやDHAを直接摂取することが推奨されています。

エイコサペンタエン酸 (EPA)

EPAは主に魚介類に含まれるオメガ3系脂肪酸です。特に青魚に豊富でサバ、イワシ、アジなどに多く他にもサケ、マグロ、などにも豊富に含まれています。EPAは、炎症を抑制し、血液の流れを改善する働きがあるとされ、心血管系の健康に寄与します。

ドコサヘキサエン酸 (DHA)

DHAもEPAと同様に魚介類に豊富に含まれるオメガ3系脂肪酸で、特に脳や視覚器官に多く存在しています。DHAは脳の構造と機能に重要な役割を果たし、神経伝達の効率を向上させると考えられています。

オメガ3系脂肪酸の生理学的役割

オメガ3系脂肪酸は、人体のさまざまな生理学的プロセスに関与しており、特に以下の機能が注目されています。

抗炎症作用

オメガ3系脂肪酸は、炎症を引き起こす物質の生成を抑制します。これにより、慢性炎症が原因であるとされる多くの疾患、例えば心血管疾患、糖尿病、関節リウマチ、アルツハイマー病などのリスクを低減する効果が期待されています。

脳機能の維持と発達

特にDHAは、脳の構造的な要素として重要です。DHAは神経細胞の膜に豊富に存在しており、神経細胞間のシナプス伝達を促進する働きがあります。これにより、記憶や学習能力が向上し、神経疾患の予防にも寄与するとされています。

視力の向上

DHAはまた、網膜の主要な構成成分でもあります。適切なDHA摂取は、視力の維持や発達に重要な役割を果たします。不足すると、視力低下や眼病のリスクが高まる可能性があります。

心血管系の健康

オメガ3系脂肪酸は、血圧を低下させ、血中の中性脂肪の濃度を減少させる効果があります。さらに、血小板の凝集を抑制し、血栓の形成を防ぐため、心筋梗塞や脳卒中のリスクを軽減します。これらの心血管系に対する保護効果は、特にEPAに関与していると考えられています。

メンタルヘルスの向上

オメガ3系脂肪酸、特にEPAとDHAは、うつ病や不安症状の軽減に役立つ可能性があるとする研究結果も出ています。脳内の炎症を抑えることで、精神的な健康をサポートする働きがあると考えられています。

オメガ3系脂肪酸の摂取源

オメガ3系脂肪酸を効率的に摂取するためには、さまざまな食品をバランス良く取り入れることが重要です。

主なオメガ3の摂取源について紹介します。

魚介類

EPAとDHAの主要な供給源として、青魚が挙げられます。これらの魚を週に2回程度食べることで、オメガ3系脂肪酸を効果的に摂取することができます。

植物性食品

ALAを含む植物性の食品としては、亜麻仁、チアシード、エゴマ、クルミなどが知られています。これらは、植物由来の健康食品としても注目されており、特に菜食主義者やビーガンの人々にとって重要なオメガ3摂取源となります。

サプリメント

食事から十分なオメガ3を摂取できない場合、サプリメントを活用することも一般的です。魚油サプリメントやクリルオイルサプリメントが代表的なものとして挙げられ、これらはEPAとDHAを効率よく摂取する手段として人気です。また、植物由来のオメガ3サプリメント(亜麻仁油やアルギニンオイルなど)もあります。

オメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸のバランス

オメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸は、どちらも体に必要な多価不飽和脂肪酸ですが、現代の食事ではオメガ6系脂肪酸の摂取量が過剰になりがちです。オメガ6系脂肪酸は、主に植物油(大豆油、コーン油、サフラワー油など)に含まれており、炎症を引き起こすエイコサノイドの前駆体となります。

オメガ6系脂肪酸が過剰に摂取され、オメガ3とのバランスが崩れると、体内の炎症が促進される可能性があります。そのため、オメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸の摂取比率を適切に保つことが、健康維持において重要です。理想的な比率は1:1から4:1の間とされていますが、実際には現代の食事では10:1や20:1といった不均衡な状態が一般的です。このバランスを改善するためには、意識的にオメガ3を多く含む食品を摂取することが推奨されます。

オメガ3系脂肪酸に関する科学的研究

オメガ3系脂肪酸に関する研究は、近年急速に進展しており、その健康効果について多くのエビデンスが集まっています。

心血管疾患の予防

複数の大規模な疫学研究が、オメガ3系脂肪酸の摂取が心血管疾患のリスクを低減することを示しています。例えば、グリーンランドのイヌイットは、魚介類を主食としており、心血管疾患の発症率が非常に低いことが知られています。EPAやDHAは、血中の中性脂肪を減少させ、善玉コレステロールを増加させることで、動脈硬化を予防する作用があるとされています。

認知機能の改善

高齢者を対象とした研究では、DHAの摂取が認知機能の低下を抑制し、アルツハイマー病のリスクを低減する可能性があることが示されています。オメガ3系脂肪酸は、脳の炎症を抑制し、神経保護作用を持つことが示唆されています。

うつ病の軽減

うつ病患者に対する臨床試験では、EPAとDHAを含むオメガ3系脂肪酸サプリメントの摂取が、症状の改善に寄与する可能性があることが示されています。

このことから、抗炎症作用、脳機能や視力の維持、心血管系の健康などを促進し、精神的な健康にも良い影響を与えるとされていることがわかります。

魚や亜麻仁油などから摂取でき、オメガ6との摂取バランスが重要です。

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