「α-リノレン酸」は代謝向上!美肌に導く!コレステロール値改善!敬遠しがちな油もダイエットでは効果を発揮します【この記事は15分で読めます】

α-リノレン酸とは

α-リノレン酸(ALA)は、必須脂肪酸の一種であり、体内で合成できないため、食事から摂取する必要があります。

化学的にはオメガ3脂肪酸に分類されるもので、炭素数18の多価不飽和脂肪酸です。

α-リノレン酸の化学式3つの二重結合を持つことが特徴とされています。

この酸は植物性の油に多く含まれており、特に亜麻仁油、チアシード、エゴマ油などが主要な供給源です。

動物性では、魚油がオメガ3脂肪酸の供給源ですが、魚油の中には主にEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれ、これらもα-リノレン酸から体内で変換されるものです。

α-リノレン酸の代謝と役割

体内でα-リノレン酸が摂取されると、一部はそのまま利用され、残りは酵素によって長鎖オメガ3脂肪酸に変換されます。これにはエロンガーゼと呼ばれる酵素が関与し、α-リノレン酸はまずエイコサペンタエン酸に変換され、さらにドコサヘキサエン酸に変換されます。これらの脂肪酸は主に脳や網膜、心臓において重要な役割を果たします。

EPAやDHAは炎症反応を抑制する効果があり、抗炎症作用を持つプロスタグランジンやロイコトリエンなどのエイコサノイドと呼ばれる生理活性物質に変換されます。これらの物質は血圧の調整、血液の粘度の調整、心血管系の健康維持に寄与しています。

ただし、α-リノレン酸の体内変換効率は低く、EPAへの変換率は約5%、DHAへの変換率はさらに低いとされています。そのため、特にEPAやDHAの直接の供給源である魚油の摂取も推奨されています。

健康への影響

α-リノレン酸やそれに関連するオメガ3脂肪酸は、以下のような健康効果が研究されています。

心血管系の健康

α-リノレン酸の摂取は、心血管系の健康維持に重要とされています。オメガ3脂肪酸は、心拍リズムの安定化、血栓の形成を抑える効果、さらには血中コレステロール値の改善にも寄与すると言われています。

具体的には、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を低下させ、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を増加させる作用があります。また、トリグリセリド(中性脂肪)を減少させ、動脈硬化や心筋梗塞のリスクを低減する可能性があります。

炎症抑制

オメガ3脂肪酸には抗炎症作用があります。α-リノレン酸から生成されるEPAやDHAが炎症を抑えるエイコサノイドの合成を促進するため、慢性炎症性疾患のリスクを減少させる可能性があります。例えば、関節リウマチ、炎症性腸疾患、アレルギー性疾患などが挙げられます。

脳と神経機能の向上

オメガ3脂肪酸は脳や神経系においても重要な役割を果たします。DHAは脳や網膜に多く存在し、神経伝達の促進や記憶力の向上、神経細胞の保護に寄与しています。そのため、認知症やアルツハイマー病の予防に効果があるとされ、多くの研究で注目されています。

メンタルヘルス

オメガ3脂肪酸の摂取は、精神的な健康にも影響を与えることが知られています。うつ病や不安障害の予防、治療に役立つ可能性が示されています。これは、オメガ3脂肪酸が脳内で神経伝達物質のバランスを調整し、神経炎症を抑制する効果があるためとされています。

代謝への影響

α-リノレン酸や他のオメガ3脂肪酸は、インスリン感受性を改善し、代謝を向上させる効果も報告されています。これは、肥満や糖尿病の予防や管理に役立つとされています。

α-リノレン酸の欠乏症

α-リノレン酸が不足すると、体内でEPAやDHAの合成が低下し、様々な健康問題が発生する可能性があります。欠乏症の初期症状としては、乾燥肌、疲労感、集中力の低下などがあります。また、長期的な欠乏は、心血管疾患や炎症性疾患、さらには神経機能の低下に繋がる可能性があるので注意が。

α-リノレン酸を含む食品

α-リノレン酸は以下の食品に多く含まれています。

  • 亜麻仁油: α-リノレン酸が非常に豊富で、摂取するのに最適な供給源です。
  • エゴマ油: 日本でも広く使用される油で、α-リノレン酸が豊富です。
  • チアシード: 小さな種子で、オメガ3脂肪酸を多く含んでいます。
  • クルミ: オメガ3脂肪酸を含む数少ないナッツ類です。
  • 大豆油: 植物性油の中でオメガ3脂肪酸が含まれる油の一つです。

これらの食品を日常的に摂取することで、α-リノレン酸の不足を防ぐことができます。

α-リノレン酸と他の脂肪酸とのバランス

オメガ3脂肪酸オメガ6脂肪酸は、共に多価不飽和脂肪酸に分類されますが、体内での役割が異なります。オメガ6脂肪酸は主に炎症を促進するエイコサノイドを生成し、オメガ3脂肪酸は炎症を抑制する物質を生成します。このため、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスが重要です。

現代の食事はオメガ6脂肪酸の摂取が過剰になりやすく、オメガ3脂肪酸の摂取が不足する傾向にあります。オメガ6脂肪酸を多く含む食品(例: 植物油、加工食品)は、手軽に摂取できるため、現代人の食生活ではオメガ6とオメガ3の比率が著しく偏っていることが問題とされています。理想的なオメガ6とオメガ3の摂取比率は4:1または1:1とされていますが、実際には10:1以上となることが多く、このバランスが炎症性疾患や心血管疾患のリスクを高める要因の一つとされています。

α-リノレン酸の摂取推奨量

α-リノレン酸の推奨摂取量は、各国の健康機関によって若干異なりますが、一般的には成人で1.1〜1.6グラム/日とされています。例えば、亜麻仁油1ティースプーンには約2.5グラムのα-リノレン酸が含まれているため、これを1日に1回摂取するだけで十分な量を確保できます。

一方で、過剰な摂取も推奨されていません。多量の摂取は消化器系に負担をかける可能性があり、バランスの取れた食事を心掛けることが重要です。

α-リノレン酸の研究の進展

近年、α-リノレン酸を含むオメガ3脂肪酸に関する研究は急速に進展しており、さまざまな疾患に対する予防効果や治療効果が示されています。特に、α-リノレン酸が含まれる植物性食品やサプリメントの需要は世界的に高まっています。

例えば、EPAやDHAを直接摂取できないベジタリアンやビーガンの人々にとって、α-リノレン酸は重要な栄養素です。これらの人々は、α-リノレン酸を豊富に含む食品を積極的に摂取することで、体内でのEPAやDHAの生成を補うことが可能です。

α-リノレン酸と環境持続可能性

近年、持続可能な食生活への関心が高まり、植物由来のα-リノレン酸が注目されています。動物性脂肪酸、特に魚油を供給するためには大量の魚を捕獲する必要があり、これは水産資源の枯渇や環境への負荷を高める可能性があります。一方で、亜麻仁やチアシードなどの植物性オメガ3脂肪酸の供給源は、持続可能な農業や環境保護に寄与することが期待されています。


α-リノレン酸は、必須脂肪酸であり、特に心血管系の健康維持、炎症の抑制、脳や神経機能の向上に寄与します。現代の食生活においてオメガ3脂肪酸は不足しがちであり、α-リノレン酸を豊富に含む植物性食品の摂取が推奨されます。


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