トレーニングに糖質が必要な理由~ダイエット中でも糖質を恐れない為の知識~【この記事は15分で読めます】

目次

はじめに

糖質というと「太る」「避けたい」といったイメージを持つ方も多いかもしれません。特にダイエット中の方やボディメイクを意識している方にとって、糖質は敵とされがちです。しかし、筋肉を育て、引き締まった体を作るためには、糖質の役割を正しく理解することが不可欠です。

本投稿では、「なぜ筋トレに糖質が必要なのか?」という疑問に科学的根拠と実践的な視点から答えます。糖質を正しく活用すれば、筋トレの効果を最大限に高めることができ、ダイエットもより健康的かつ効率的に進めることができます。


糖質とは何か?

糖質とは、炭水化物の一部であり、私たちの主要なエネルギー源です。

炭水化物は「糖質」と「食物繊維」に分けられ、そのうち消化・吸収されてエネルギーになるのが糖質です。

糖質の種類

  • 単糖類(ブドウ糖・果糖など):最も基本的な糖の形。すぐに吸収されます。
  • 二糖類(ショ糖・乳糖など):単糖が2つ結びついたもの。
  • 多糖類(デンプンなど):多数の単糖がつながったもの。消化に時間がかかります。

消化・吸収の仕組み

糖質は消化管で分解され、最終的にブドウ糖として小腸で吸収されます。吸収されたブドウ糖は血流に乗って体全体に運ばれ、細胞のエネルギー源として使われます。


筋トレとエネルギーの関係

筋トレは短時間・高強度の無酸素運動が中心です。この種の運動では、筋肉の中に蓄えられたATP(アデノシン三リン酸)がエネルギー源として使われます。

ATPとエネルギー供給

ATPは体内にごくわずかしか存在しないため、継続的な筋収縮のためには、ATPを再合成するエネルギー源が必要です。

筋収縮におけるエネルギー源の優先順位

エネルギー源供給速度筋トレ時の使用割合備考
クレアチンリン酸非常に速い高(初動)数秒しか持たない
グリコーゲン(糖質)速い非常に高い筋トレ全体で主役
脂質遅い長時間の有酸素で活躍

糖質不足による筋トレへの悪影響

糖質が不足した状態で筋トレを行うと、さまざまな弊害が生じます。

パフォーマンスの低下

グリコーゲンが枯渇していると、筋力や集中力が落ち、十分なトレーニングができなくなります。

筋分解のリスク

糖質がないと、体は筋肉を分解してアミノ酸からエネルギーを作ろうとします(糖新生)。これは筋肉量の減少につながり、ダイエット効率も悪化します。

糖質不足がもたらす筋肉分解のメカニズム

糖質不足
   ↓
グリコーゲン枯渇
   ↓
エネルギー不足
   ↓
筋タンパク質の分解(糖新生)
   ↓
筋肉量の減少

糖質の摂取タイミングと筋トレ効果

トレーニング前

トレーニング前に糖質を摂ることで、筋肉内のグリコーゲンを満たし、トレーニング中の持久力や出力を高めます。

トレーニング後

トレーニング後の糖質摂取は、インスリン分泌を促進し、筋肉に栄養を送り込みます。これは筋合成にもプラスです。

糖質摂取タイミングと筋トレ効果

タイミング効果推奨食品例
トレーニング前持久力向上、集中力維持バナナ、おにぎり
トレーニング後グリコーゲン回復、筋合成促進白米、果汁ジュース

糖質の種類と選び方

糖質にはGI値(グリセミックインデックス)によって分類できます。

高GI食品と低GI食品

  • 高GI食品:吸収が速く血糖値を急上昇(例:白米、砂糖)
  • 低GI食品:吸収がゆるやかで血糖値が安定(例:オートミール、玄米)

【表1】筋トレに適した糖質食品リスト

食品GI値特徴
白米88高GI、回復に最適
バナナ55中GI、消化が早く摂取しやすい
オートミール55低GI、朝食に最適
玄米56低GI、腹持ちが良い

ダイエットと糖質の誤解

「糖質=太る」というのは極端な考え方です。太る原因は糖質の摂取そのものではなく、摂取カロリーが消費カロリーを上回ることです。

糖質制限の落とし穴

短期的には体重が減ることもありますが、筋肉も一緒に失われやすく、リバウンドのリスクが高まります。

糖質制限 vs バランス型ダイエット比較

項目糖質制限型バランス型
筋肉の維持難しい容易
エネルギー持続性不安定安定
空腹感強いことが多い比較的少ない
長期的な継続性低い高い

実践!筋トレ向け糖質摂取のポイント

目的別の糖質摂取戦略(1日あたり)

体重減量目的維持目的増量目的
60kg180g240g300g
70kg210g280g350g
80kg240g320g400g

※PFCバランスは「糖質:タンパク質:脂質=5:3:2」が基本の目安


実際の食事例紹介

朝食

  • オートミール+プロテイン+果物
  • 全粒粉パン+卵+ヨーグルト

昼食

  • 玄米ごはん+鶏胸肉+ブロッコリー
  • パスタ(全粒粉)+ツナ+トマト

夕食

  • 白米+サバ味噌煮+味噌汁

コンビニで買える糖質活用メニュー

食品タンパク質糖質備考
おにぎり(鮭)5g36gトレ前に最適
バナナ1g22g朝やトレ前の軽食に便利
サラダチキン23g1gタンパク質補給に最適
納豆巻き9g30g糖質+タンパク質が摂れる

まとめ

筋肉を守り、育て、ダイエットを成功させるためには、「糖質をうまく使いこなすこと」がカギとなります。

糖質は単なるカロリー源ではなく、筋肉の味方です。無理な糖質制限ではなく、筋トレや日常生活に合わせて、正しい糖質摂取を行っていきましょう。


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